日々、謹んで刻み祈り奉ること

2011年3月

日本が大災害に見舞われたときから、連絡のつかない友人の無事を、亡くなってしまった多くの方の鎮魂を、残された方の安寧な日々を、毎日毎晩ほとけを彫って祈るようになりました。本業ではないので日中は彫れず、仕事を終え手が空く夜中に刀を握ります。

2011年6月

ふと思い立ち、彫ったほとけをSNSに「ほとけなう」と呟きつつ何度か投稿しますと、それに声をかけてくださる方々が現れました。
やがて被災地の方やそれを応援する方と繋がっていきますと、「ゆずってください」と仰る方に出会いましたので、そのすべての方に順番にほとけをおゆずりし始めました。

至現在

それからずっと、彫ってはおゆずりしまた彫ってはお送りし、ゆっくりではありますがお陰様で、ご所望くださる方にもれなくほとけをお送りし続けることができています。
手が動かなくなったり眼が見えなくなったりしない限りこれからもずっと、天災厄災に見舞われた方々への想いを祈りに代えて彫り続け、生涯最期まで、祈る佛彫りで在り続けたく思います。

この『日々謹刻』は、名の通り日々こちらに投稿されます。ご覧ください。
日々謹刻